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スミ利のブログ

滋賀で文具店を営む藤井のブログ。文具のこと、仕事のこと、趣味のこと・・・色々と書いてます。

ロットリング600 3in1入荷しました!

今年は例の新型コロナウィルスの影響で大変なことになっておりますが・・・その話題はまあ、世間に溢れておりますので、スミ利ではあえて触れません(笑)。 ホント、何とか早く終息して欲しいですね。

という訳で、スミ利では今のシーズン、ご卒業、ご入学、ご就職、ご栄転・・・などなど。各種の記念品としてボールペンや万年筆などの高級筆記具の売れ行きが好調です(意外とコロナにも負けず頑張っております)。  ここ2~3年、5000円くらいのボールペンを中心に、品揃えを充実させようと悩んできました。 自分が買うなら、もらうなら、贈るなら・・・色々悩みながらやってきましたが、メーカーさんの廃番(汗)、値上げ(汗)などもあり、なかなか大変でした。 近頃、各メーカーさんからも魅力的な製品が増えて、私も喜んでいるところです。 今日は、そんな魅力的な新商品の一つをご紹介します!

ロットリング600多機能ペン 3in1 スミ利文具店  ロットリング600 多機能ペン3in1入荷! スミ利文具店  ロットリング600 多機能ペン 3in1 スミ利文具店
大人気のロットリング600シリーズに、待望の多機能ペン3in1が新発売となり、スミ利に入荷しました!
黒、赤の油性ボールペンと、シャープペンの3機能が1本にまとめられた便利なアイテム! 単機能の600(シャープやボールペン)と比べると、少し太目のボディになっていますが、600シリーズの特徴的なデザインをそのまま踏襲! スマートで無駄の無い1本です。

ボディ後端のローレット加工された部分をつまんで回転させることで、ペン先を出没させます。回転は左右どちら方向にもエンドレスで回すことができます。 シャープの芯はペン先を出した状態でノックすることで繰り出します。  因みに、替え芯の交換は、この後端のパーツをつまんでグッと引き抜くと内部のユニットが取り出せる仕組みです。ちょっと変わった構造なので、知らないとびっくりするかも知れません(笑)。 詳しくは後日、スミ利のホームページでご紹介予定です。

お値段は1本定価5,000円+消費税。 ボディカラーはブラックとシルバーの2色からお選びいただけます。 ご自身用の他、ご贈答用にもお薦めです。 是非、スミ利にご相談下さいませ。


尚、スミ利では、この他にラミー2000の油性ボールペン(定価8,000円+税)も入荷しております! こちらは、従来は受注後の取り寄せとさせていただいておりましたが、このところお問合せが増えたので定番化しました! こちらも是非よろしくお願いいたします。
  1. 2020/03/29(日) 13:10:44|
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プラチナ ノック式万年筆キュリダス入荷!

プラチナ キュリダス 万年筆 スミ利文具店  プラチナ キュリダス万年筆 スミ利文具店

当初予定よりも発売時期が遅れていた、プラチナさんのノック式万年筆「キュリダス」がスミ利に入荷しております!
と言いましても、ペン種EF(極細)で発注したグランレッド(赤)とプリズムクリスタル(無色透明)はまだ入っておりません(汗)。その内来ると思います(笑)。  グラファイト、アーバングリーン、アビスブルーの3色、ペン先F(細字)が入荷しております。 正直、極細の入荷も楽しみです!

ノック式万年筆と言うと、今や世界的にコレクターが存在するパイロット社のキャップレス・シリーズが有名ですね! 実は、プラチナさんは1965年に同社初のノック式万年筆を発売して以来、55年ぶりのノック式万年筆なのです。因みに、パイロットさんのキャップレスは1964年の発売。その翌年にはプラチナさんもノック式を出していたんですね!

ところが、文具業界で古い方々でも、もはやプラチナさんががノック式万年筆を出していたことすら忘れ去られている今日この頃(汗)。 当時のプラチナ・ノック式万年筆の評価がどうだったかはあえて書きませんが、あのパイロットのキャップレスですら、幾多の改良を重ねることで今日に至っていることを考えると、後継モデルも出されず消滅していたプラチナさんのノック式は・・・お察し下さい。

私自身は、キュリダスの発売前から何度か現物を試筆させてもらっていたので、割と落ち着いて本日の入荷を待っていましたが(笑)、期待と不安!?で興味津々といった感じのお客様が結構おられます! スミ利に入荷していますので、是非お手に取ってご覧いただければと思います。  ノック式と言うのは実用性や利便性を重視して作られるものと思いますが、このキュリダスは定価7,000円+税、スチールペン先、スケルトンボディのノック式ということで、万年筆としてもかなり趣味性の高い商品だとは思います。 万年筆の価格としてはエントリー向けですが、ボールペンも含めた高級筆記具の価格としてはいささか高額な部類・・・(汗)。 万人受けするとも思えませんし、バカ売れする価格帯の筆記具でも有りません。また、これがどうしても必要という方も少ない気がします(笑)。 

ですが、キュリダスの現物見ていただくと、近頃では珍しいメカメカしい設計(笑)! ギミック満載!! もう、これだけで買う価値有り!!! というお客様が一定数おられるのを確信しております(笑)。  パイロットさんのキャップレス万年筆という、ライバルと呼ぶには恐れ多いほどの業界の大先輩が存在しますので、少々安っぽいスケルトンの樹脂ボディや、鉄ペンにしては若干中途半端な値段、物凄くストロークの長いノックノブなど、ツッコミどころも多々有りますが(汗)、後発ということでユーザー視点で何かと設計の新しさ、先進性を感じるのも事実。  この価格でよくぞここまでのギミックをぶち込んだな!というのが私の率直な感想です。 伊達に55年ぶりのノック式ではありません。 その気合がヒットするか、空振りに終わるかは、今後の消費者の反応に委ねるとして、力のこもった1本だと感じます。

あまり褒めてない様な気もしますが(笑)、これだけははっきり言わせていただくと、書き心地や筆記バランスの良さは想像以上!ということ。 価格的にはエントリー向け万年筆なんですが、何しろマニアック過ぎて(汗)、正直言って私もどんなお客様にお薦めして良いのか分かりません! ですが、意外や意外!書いてその良さに驚かされる万年筆です。お小遣いでちょっと遊べる方(笑)、是非ご購入をお待ちしております!
  1. 2020/03/19(木) 15:40:20|
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飾り原稿用紙の新商品!

株式会社あたぼうさんから、飾り原稿用紙の新商品が2種類入荷しました!
・飾り原稿用紙(A4) 「櫻花眺(おうかながめ)」 定価480円+税
・飾り原稿用紙(A5) 「金鶯錯(きんおうさく)」定価370円+税

一つ目は、A4サイズ飾り原稿用紙の新柄、「櫻花眺(おうかながめ)」1冊50枚入り定価480円+税です。
桜の花をモチーフとしており、色あいや濃淡を工夫することで、1色刷りながら多色刷りの様に見える素敵な原稿用紙です。
写真映りだけではその良さが伝わりにくく、とにかく実物をご覧いただきたい逸品です!
飾り原稿用紙「櫻花眺(おうかながめ)」スミ利文具店  飾り原稿用紙「櫻花眺」入荷!スミ利文具店
中央の柱の部分には、「たいへんよくできました」の桜と、桜餅が配されており、遊び心の詰まったデザインになっております。
飾り原稿用紙「櫻花眺」の魚尾 スミ利文具店  飾り原稿用紙「櫻花眺(おうかながめ)」の魚尾 スミ利文具店
桜の花びらは、いわゆる「桃色」にならない様に、現実の桜の花びらをイメージした色に仕上げたそうで、華やかなデザインながらキツさが無く、落ち着いた雰囲気です。 罫線の色調も然り、実物を手に取ってご覧いただければ、原稿用紙として思いの他使いやすいデザインであることがお分かりいただけるかと思います。  

 飾り原稿用紙は、監修者の小日向京さん、デザイナーのhoririumさん、株式会社あたぼうの佐川博樹さんの3名で企画、制作されていますが、既存品の蜜柑網(みかんあみ)や鋼導管(はがねどうかん)などもそうですが、一見すると「デザイン重視!?」と思えるほどの意表を突いたユニークな製品でも、原稿用紙としての使い心地がしっかり計算されており、新製品が出る度に関心させられています! 今回の櫻花眺(おうかながめ)も、日本のデザインのある意味定番でもある「サクラ」をテーマにしておりますが、「期間限定で目立ちたい意図」で作られた「サクラ・デザイン」とは一線を画したものです。 「たいへんよくできました」の桜と、桜餅のデザインも含め、こんな製品こそロングセラーになってくれると面白いですね!


さて、もう一つの製商品がこちら!
飾り原稿用紙A5サイズの「金鶯錯(きんおうさく)」です。 1冊30枚入り定価370円+税となっております。
飾り原稿用紙A5金鶯錯 スミ利文具店  飾り原稿用紙A5 金鶯錯 スミ利文具店
昨年9月に発売開始されじわじわ人気が出ている飾り原稿用紙のA5サイズ(碧翡翠、蔓葡萄)に、定番の「金鶯錯」が加わりました! 先程の「櫻花眺」よりちょっと地味な感じの存在!?ですが、実はこのところ私の中で急激に評価が高まっている柄がこの「金鶯錯(きんおうさく)」です!(今更感ありますが・笑)

正直なところ、金鶯錯はスミ利の店頭では、一番人気の碧翡翠や、鋼導管、蜜柑網などと比べると、お客様が一番先に手に取られるタイプのデザインではありません。 既に飾り原稿用紙の愛用者様や、インク、紙のことを熟知された「通」のお客様から選ばれる傾向を感じます。

金鶯錯は、一見すると金色を思わせる色あいです。私の中では表彰状のデザインを思い起こさせます。 ただ、金鶯錯の印刷をよくよく見ていただくと、実はその名が示す通り「鶯色(うぐいすいろ)」(淡い緑系)で印刷されているのがお分かりいただけると思います。 近くでその部分だけ見ると緑系ですが、全体で見ると金色に見えてしまう・・・。 この面白い罫線色、実は用いる筆記具のインク色を選ばない、懐の深さが大きな特徴です! 黒や青ばかりでなく、昨今は様々な種類のカラーインクで手書きを楽しまれる様になってきましたが、カラーインクと言うのは、案外と紙の罫線色を選んでしまうものです。 例えば、青系の罫線に青系のインクで書くと・・・目が混乱して書きにくい(汗)、読みにくい(汗)・・・と言った具合。 人それぞれお好みはあるかと思いますが、色と色との組み合わせ、相性が意外と重要になってきます。 そんな中、数ある飾り原稿用紙の中でも、この金鶯錯は意外なほどインク色を選ばず、カラーインクの個性を活かしてくれるのです! インク色の邪魔をしない絶妙な罫線色だと思います。

また、金鶯錯は、「錯視」をモチーフとしてデザインされているのも面白いところ。 幾何学模様の枠飾りを目で追うと・・・何とも不思議な感覚に囚われます。 罫線の色もそうですが、デザイン全体が物凄く高度な見地から設計されています。 スミ利も遅ればせながら、その凄さに気が付いた次第(笑)。


上記の2アイテムも含め、スミ利では株式会社あたぼうさんの飾り原稿用紙を好評販売中です! もう少し店頭の展示方法も工夫して目立たせたいところですが、何しろ紙製品でデリケートな上、種類も多いのでガラスケースの目立たないところにございますが是非、店頭で実物をお確かめ下さい!  原稿用紙としてだけでなく、便箋として、包装紙として、ブックカバーとしてもご活用いただいてます! 「原稿用紙」という考えを一旦捨てて、手書きを楽しむツールとして是非、気軽に手に取っていただければと思います。
  1. 2020/03/07(土) 11:33:12|
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