
4月26日(火)、大阪の天満橋でセーラー万年筆の105周年記念 万年筆研修会&ミニ展示会が行われ、参加してきました。
最近は、セーラーさんも単独の展示会の開催は少なくなりましたので、先月に案内をもらって以来、楽しみにしていたイベントです。
仕事の都合で、午後に会場入り。 研修会開始の時間まで少し時間が有ったので、先ずは展示会場を見学。 「ミニ展示会」と謙虚な名称となっていますが、最近のセーラーさんの売れ筋や、新製品、発売予定の製品などが展示されており、ゆっくり見てまわるには丁度良い内容でした。特に、リニューアルされた有田焼万年筆は、私でも滅多に手にする機会が無いので(笑)。
以前、行われていたセーラーさんの展示会は、豪華な会場に展示台をずらりと並べ、セーラーのフルラインアップ!?かと思うほどの物量で行われていました。 超高額の蒔絵や、レアな受注生産品も実物が多数持ち込まれたり、優美蒔絵の実演が行われていたり・・・凄い内容でした。 そうそう!今回の万年筆研修会の講師をされた、石丸氏もインクブレンダーとしてブースに立って(座ってだけど)おられました。 当時ペンドクターをされていた川口氏の万年筆研修や、専門家を招いての店頭ディスプレー等の研修会等も併せて行われ、私も参加した経験がございます。 その時と比べると今回の展示会は確かに「ミニ」なのかも知れませんが、私としてはこんな感じのこじんまりした展示会も、ゆったり静かに見ることができ、実務的にすぐに役立つ情報を仕入れることができるので好きなんですよ。
今回、講師をされた石丸氏は、インクブレンダーとして有名ですが、当然ながら万年筆にも精通しておられ、お話し上手なこともあり、とても和やかな研修会でした。 万年筆の基礎知識、構造と原理を勉強する為に、参加者にはクリアキャンディ万年筆が1本ずつ配られたのですが、途中、石丸氏が席を回って1本ずつペン先を「不良品」にしてまわります(笑)。 この際、40人ほど参加者がいる為、途中で傍にいた営業担当の社員さんに「○○さん、できない?」「良品に戻せってのは無理でも、不良品にならできるでしょ」等と言っておられましたが、結局手を出す営業社員はおらず(笑)、全てを石丸氏が不良品化されました(笑)。 後でこれを各自がルーペを見ながら、ペン先を元に戻す訳ですが、直すよりも不良品にする方がむしろ緊張するかも知れませんね(笑)。
そんなこんなで、色々と製品の情報やら何やら仕入れてきましたので、またぼちぼちご紹介できればと思います。